ED治療薬服用は食前に

EDは「Erectile Dysfunction」の略で「勃起障害」または「勃起不全」のことです。性交渉をするために必要な勃起ができない場合や、勃起を維持できないために性交ができない状態です。また勃起に時間がかかったり、勃起しても途中で萎えてしまうようなものもEDの疑いがあります。原因としてストレスがたまりすぎていたり、不規則な食事や運動不足、その他生活習慣によるものがあります。

EDではない正常な状態であれば、性的な刺激をうけるとこれが脳に伝わります。そして神経を介してその信号が陰茎に伝わり陰茎海綿体の動脈が大きく拡がり血液が流れ込みます。こうして勃起がおこります。ところが血管自体に障害があると海綿体の動脈がうまく拡がらず、十分な量の血液が流れ込まないために勃起を正常に起こすことができなくなります。糖尿病や高血圧などの生活習慣病になるとEDになりやすいのはこのような理由があるのです。また性的刺激をうけると神経から陰茎に信号が送られます。これを伝える神経に障害があったり、自律神経障害があるとこれもやはりEDの原因となります。

ED治療薬の多くは海綿体の血管を拡張させる効果があります。1990年代前半、シルデナフィルという薬が狭心症の治療薬として研究されましたが被験者が余剰の試験薬を返却するのを渋り、その理由が陰茎の勃起を促進する作用があったこと、そしてこれがバイアグラという名前で販売されたのは有名な話です。陰茎周辺部の血管を拡張させることで血流量が増え、これが勃起を起こすのです。

さてED治療薬には飲むタイミングがあります。一度飲むとその効果はいつまでも続くわけではありません。そのため性行為の30分くらい前に服用するのがベストタイミングです。効果は約4~5時間程度の持続します。

またもうひとつ大切な要素があって、これが空腹時に飲むということです。病気の治療で飲む薬は一部のものをのぞいて「食後」が一般的ですが、ED治療薬の場合は食後に飲むと有効成分がうまく吸収されず効果が半減してしまうのです。特に脂っこいものを食べた後では有効成分の吸収が妨げられてしまいます。脂質とED治療薬の成分が結合してしまい吸収されなくなってしまうのです。「ED治療薬を飲んでみたけど全然効果がなかった」、その理由を確認してみると服用のタイミングに原因があった場合がほとんどです。服用は食前が基本です。最低でも食後2時間以上あけることが必要です。

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